NHKは26日、来月14日スタートの大河ドラマ「青天を衝け」の新たな出演者を発表した。
第14代将軍の徳川家茂を磯村勇斗、家茂の正室の和宮を深川麻衣、西郷隆盛を博多華丸、大久保利通を石丸幹二、孝明天皇を尾上右近、江戸の武具商の梅田慎之介を渡辺徹がそれぞれ演じる。
磯村は「初めての大河ドラマ出演ということで、お芝居以外にも身に付けることがたくさんあり、しっかり体になじませて撮影に臨みたいです。若くして将軍になった家茂は、終わりゆく幕府の時代を苦悩しながらも人の心に寄り添い、一生懸命胸を張って生きようとしていたと思います」。
深川も「時代の波の中で、志を持ち懸命に生きる人々の姿を描く時代劇は、昔からずっと憧れでした。今回、大河ドラマという素晴らしい現場で、そうそうたる皆さまとご一緒できる喜び。そして実在した方を演じるという責任の重み。どちらもしっかりとかみ締めながら、日々の撮影に臨みたいと思います。史実では、和宮は悲劇の皇女として描かれていることが多いですが、この作品を通して、時代に翻弄(ほんろう)されながらも強く生きた和宮の人生に寄り添いながら、悲しみだけでなく、葛藤の先にある幸せも表現できたら…と思っています」とコメント。
また、華丸も「今思えば 祖母の家に祖母が書いたであろう『敬天愛人』の額が飾ってありました。『何て読むと?』と無邪気に聞いた時いろいろ説明してくれた記憶があります。九州人として恐れ多い大役ですが天国のばあちゃんに喜んでもらえるよう頑張ります」とコメントした。
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