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大竹しのぶ、16歳の少女役は“抵抗あり”「すごい世界に入った」 - auone.jp

舞台『女の一生』の初日前会見に出席した大竹しのぶ (C)ORICON NewS inc.

 女優の大竹しのぶ(63)が1日、東京・新橋演舞場で行われた舞台『女の一生』の初日前会見に出席。本作では、16歳の少女からの40年間を演じる大竹だが、10代を演じることについての抵抗を聞かれると「それはありますし、見る人はもっとあると思います」と会場の笑いを誘った。

 同舞台は、終戦直前の1945年4月に森本薫さんが文学座に書き下ろし、杉村春子さんが初演、947回にわたって主人公・布引けいを演じ続けた不朽の名作。物語は、1905年(明治38年)から、1945年(昭和20年)までをつづり、天涯孤独であった布引けいが、拾われた家の長男の妻となって家業を守る40年間が描かれる。

 同じく若いときを演じる、段田安則と高橋克実に対して、大竹は「学生服の2人を見て、がくぜんとして(笑)。自分の顔は見えないからいいけど、すごい世界に入ったなあと思いました」と役柄の難しさを語った。

 段田は「ひとりだったら恥ずかしいですけど、ほかの方もいるので」といい「さすが大竹しのぶですよ。無理矢理の16歳ではなく、僕には無理なく見えました」と絶賛。かつらをかぶる高橋は「髪の毛をなでる芝居とかをやろうと思ってたんですけど、やり慣れてないので、まったく髪の毛に手がいかないものですね」と自虐をまじえながら笑い飛ばしていた。

 あらためて、本作への意気込みを聞かれた大竹は「こういう状況ではありますが、劇場っていいなと思っていただけるように精いっぱい頑張りたい」と語った。

 この日の会見には、風間杜夫、銀粉蝶、宮澤エマ、林翔太も出席した。舞台はあす2日から26日まで、同劇場にて上演される。

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