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佐藤健が語る、『るろうに剣心 最終章』とステイホーム:「役者人生で一番の作品」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン) - https://ift.tt/1STHG8Y

累計125億円突破を誇る大ヒット作、『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が遂に完成。それぞれ4月23日、6月4日に公開されることが決定した。およそ10年にわたって主人公・緋村剣心を演じてきた佐藤健が、ローリングストーン ジャパンにその思いを語ってくれた。

本作は、明治初期を舞台に、かつて暗殺者であった緋村剣心という流浪人の物語を描いたアクション映画。和月伸宏による原作が誕生してから四半世紀以上過ぎた今も、国内外に熱狂的なファンを持つ人気シリーズである。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁との因縁の対決が描かれる『The Final』と、原作ではストーリーの前日譚となる「追憶編」をベースに剣心の十字傷の謎に迫る『The Beginning』の2部作となっている。

およそ10年にわたって主人公・緋村剣心を演じてきたのは佐藤健。自身の出世作となったシリーズの完結を目前に控え、今何を思うのだろうか。映画の撮影エピソードはもちろん、ステイホーム中の過ごし方や、親交が深く自身もファンだというONE OK ROCKへの想いについてなど聞いた。

─『るろうに剣心』シリーズ完結編となる最終章は、『The Final』と『The Beginning』の2作で展開、しかも同時に撮影されたと聞きました。どのような気持ちでオファーを受けましたか?

佐藤:『最終章』は、いつかどこかでやる時がくる。僕も大友啓史監督もそれはずっと思っていたことですが、前作の撮影の過酷さがなかなか消えずに見て見ぬふりをしてきました。そして、前作から約5年後に最終章の話をもらって「ついにその時が来たか」と。『るろうに剣心』シリーズとしても、今回のエピソードをやらずして終わることはできないなと思っていましたね。


©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

──前作の『京都大火編』『伝説の最期編』は、1つの物語を2作で展開、今回の『The Final』と『The Beginning』は始まりと終わり、さらに異なる時代、それを一気に撮るわけですから、前作以上に大変だったのではないですか?

佐藤:原作では『The Final』の物語の中における回想として『The Beginning』がありますが、その回想部分をひとつの映画としてしっかり描けるのはありがたかったです。やはり主人公・緋村剣心の過去、なぜ頬に十字傷が付いたのか。今までの三作品を演じてきた時も、その秘密を常に心に秘めながら演じてきたので、そこは大切に描きたかった。しかも『The Final』と『The Beginning』は、全く毛色の違う映画になるだろうと思いましたし、そうした方がいいとも思った。『The Final』はエンタメに振り切る、一方『The Beginning』はドラマに力を注ぐ、というイメージはすぐに浮かびましたね。

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