学校では教えてくれない質問に阿須名久美(アスクミ)先生がズバリ答えてくれる漫画『アスクミ先生に聞いてみた』(作:後藤羽矢子)。24時間目は、自分の作品をやたら自虐してしまう生徒へ、自虐がダメな理由を分かりやすく解説します。
24時間目 自虐と謙遜
趣味の手作りアクセサリーを販売サイトに出品している2年生の治儀矢(じぎや)さんから、全然売れないという相談を受けたアスクミ先生。そのサイトを見せてもらったら「すっごい下手ですいません! こんなものでも買ってくれれば嬉しいです!」という、自虐に満ちた紹介文が。
これはアスクミ先生の持論「七つの自虐」でいう、「下手自虐」にあたります。自虐は人に言われたくないことを自ら先に言うことで、他人の口をふさぐこと。つまり、自虐とは自分の弱点をさらしているようなものです。
友達に「ほんと下手なんだけど」という前置きをしてから作品を見せると「そんなことないよ」と言ってくれますが、それは自虐を利用して誉めてもらっているだけです。また、自虐は自分がジャンク品であると言っているようなもの。例えば「あんまりおいしくないかもだけどがんばったラー油」という商品コピーは、購買意欲を下げてしまいます。
自信満々だと「うぬぼれてる」「イキってる」といわれることもあるから謙遜も必要ではないかという治儀矢さんに、「〈自虐〉と〈謙遜〉は違うわよ!」とピシャリ。10人が作品を買ってくれた時に「自分が下手だから」と卑下するか、「もっとがんばって上達しよう」と前向きに捉えるかの違いがあります。
治儀矢さんに作品の気に入っているところを上げてもらい、ネガティブなしで紹介文を書いてあげたところ、作品は見違えて売れるように。作品制作に意欲的になった治儀矢さんとは反対に、「若いっていいわね。先生もう細かい作業する集中力なくって」と、アスクミ先生は年寄り自虐気味になってしまったのでした。
(C)後藤羽矢子/竹書房
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