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木下都議の辞職求める方針再確認 都議会主要会派 委員会は流会 - 毎日新聞 - 毎日新聞

都議会公営企業委員会の大山とも子委員長らと面会後、報道陣に囲まれながら控室に戻る木下富美子都議=東京都新宿区の都議会で2021年11月9日午後11時20分、黒川晋史撮影 拡大
都議会公営企業委員会の大山とも子委員長らと面会後、報道陣に囲まれながら控室に戻る木下富美子都議=東京都新宿区の都議会で2021年11月9日午後11時20分、黒川晋史撮影

 7月の東京都議選期間中に無免許運転で人身事故を起こし、自動車運転処罰法違反容疑などで警視庁に書類送検された木下富美子都議(55)を巡り、木下氏が出席を予告していた都議会公営企業委員会は9日、10時間以上にわたって委員会が開けず空転した。同委の大山とも子委員長(共産)は午後11時過ぎ、木下氏を呼んで流会を宣言。都議会の主要会派は10日午後、木下氏に対して改めて強く辞職を求めていく方針を再確認したが、木下氏が拒んだ場合は混乱が続くことも予想される。

 大山委員長は9日夜、木下氏に「これまでの対応は不誠実だ。委員会を開けなかった重みをしっかり考えてほしい」と伝えた。木下氏は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪しながらも、進退については明言せず、10日午前0時過ぎ、報道陣に「改めて説明の機会を設けます」とだけ述べて都議会を後にした。

 木下氏は問題発覚後、体調不良を理由に本会議や委員会を欠席していた。9日に都議会を訪れ、約4カ月ぶりに公の場に姿を見せて報道陣に議員活動継続への意欲を表明したが、都議会は木下氏への議員辞職勧告を全会一致で2度決議しており、公営企業委の委員を務める他の都議らは「都民への説明がないまま議員活動を認めるわけにはいかない」などと強く反発。理事会で都議らが次々と席を立ち、委員会が開けない状態になっていた。

 都議会では10日午後、議員報酬のあり方や働き方などを主要会派で議論する「都議会のあり方検討会」の打ち合わせ会が非公開で開かれた。山崎一輝座長(自民)によると、木下氏を巡る混乱に関する議論もあったといい、都議会としては今後も一貫して辞職を求めていくことを各会派で確認した。

 山崎座長は取材に対し「都議会で2回の辞職勧告決議を(木下氏を除く)126人全員で出していることが大前提という認識で、各会派一致していることが確認できた」と説明した。具体的な対応は後日、議会運営委員会で協議する。【斎川瞳、黒川晋史】

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