イギリス王室のハリー王子と妻メガン妃にインタビューをした米テレビ司会者オプラ・ウィンフリー氏が8日、夫妻の息子の肌の色を問題視した人物について、祖母エリザベス女王や祖父エディンバラ公フィリップ殿下ではなかったと説明した。
メガン妃は米CBSが7日にアメリカで放送した2時間の特別番組で、アーチーちゃんを妊娠中、王室の1人が「生まれてくる子の肌がどれほど黒くなるのか、自分の周りの人たちは心配して相談」していたと話した。番組はイギリスでも8日夜にITVで放送された。
メガン妃はこの発言を、王室で大変な思いをした経験の1つだったと振り返った。
ウィンフリー氏は8日、ハリー王子は「そうした会話に誰が加わっていたのか言わなかった」とCBSの朝の情報番組で述べた。
「彼は誰なのか明らかにしなかったが、祖母や祖父はそうした会話に加わっていなかったことを私に知っていてほしいと思っていたし、機会があれば私にそれを広めてほしいと願っていた」
ウィンフリー氏はまた、「カメラが回っている時と回っていない時にも(発言者が誰なのかの)答えを引き出そうとした」が、王子はそれ以上の説明はしなかったと話した。
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ウィンフリー氏は、インタビューの際に肌の色をめぐる発言があったと聞き、衝撃を受けたと述べた。
「撮影中にもかかわらず、私が『うわあ、今これを言うなんて信じられない』と言うのが聞こえると思う」
ハリー王子とメガン妃がなぜインタビューに応じたと思うかと問われると、ウィンフリー氏は、夫妻が「何年間もうそをつかれた」ことで「そうしようという気に」なったのだろうと述べた。
「私は自分のチームに対して、この番組で一番大事な質問は『なぜ(英王室から)去ったのか』になると伝えていた」
「女王に不意打ちを食らわしたという見方は夫妻にとってダメージが大きく、精神的に傷つくものでもあったと思う。夫妻には、何カ月も準備した上での行動だという明確な思いがあったからだ」
CBSは8日の番組で、夫妻とウィンフリー氏の3時間に及んだインタビューの中から、前夜に放送されなかった部分も新たに紹介した。
その1つでは、ウィンフリー氏が人種差別を理由にイギリスを去ったのかと質問。ハリー王子は、それが「理由の大部分だ」と答えた。
別の場面では、他の王室メンバーらを英メディアがどう報じたかが話題に上った。メガン妃は「無礼なのと人種差別的であることは、同じではない」と話した。
「王室の報道担当チームは王室メンバーを守るため、真実ではないと知っていることでも公式発表する。でも私たちについては、それはなかった」
ウィンフリー氏は、夫妻がイギリスを去らざるを得なくなったことについて、家族の誰かから謝罪があったかとハリー王子に聞いた。
王子は「悲しいことだが、なかった」と答えた。
「私たちが決めたことで、その結果は自分たちで負うものだ、という感じだ」
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